光触媒コーティングで変異株から空間を守る|科学的根拠と実施メリット【2025/9/12更新】
- knumata5
- 9月15日
- 読了時間: 12分
更新日:9月19日

近年、ニンバス株やストラタス株など新型コロナの変異株が国内外で報告され、従来株とは異なる感染力やワクチン効果の差が指摘されています【厚生労働省・IDWR報告】。
こうした状況下で、家庭やオフィスなど私たちが日常的に過ごす空間のウイルス対策はこれまで以上に重要です。
本記事では、国立研究開発法人産業技術総合研究所(NITE)や学術論文で確認された光触媒コーティングのウイルス表面分解効果を詳しく解説し、実際の施工事例を交えながら安心・安全な空間作りのポイントをご紹介します。
目次
1. 光触媒コーティングとは?基本的な仕組み
光触媒コーティングは、酸化チタンなどの光触媒素材が光エネルギーを受けることで活性酸素を発生させ、ウイルスや細菌の表面を酸化分解する技術です。
国立研究開発法人産業技術総合研究所(NITE)の実験では、コロナ類似ウイルスが光触媒表面で数時間以内に不活化されることが確認されており、株の変異に関わらず表面ウイルスへの効果が認められています【参考:NITE 光触媒評価報告書】。
これにより、家庭やオフィスの壁面・ドアノブ・テーブルなど、日常的に触れる場所の衛生環境を科学的に向上させることが可能です。
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光触媒が有害物質を分解する過程①


光触媒が有害物質を分解する過程②

※1 電子の抜けた穴は正孔(せいこう)=ホールと呼ばれます。
ホールは空気中の水分(H²O)と反応する前に直接、触れた雑菌やウイルスから電子を奪い、結合を瞬時に分解する作用もあります。

光触媒が有害物質を分解する過程③

2.変異株にも光触媒が有効な理由
光触媒コーティングは、ウイルス表面のタンパク質を酸化分解する作用を持つため、ウイルスの遺伝子や株の変異に左右されず、ニンバス株やストラタス株などの変異株にも有効とされています。
厚生労働省の報告やNITEの実験データでは、従来株だけでなく複数のコロナウイルス株に対しても表面不活化効果が確認されており、国際規格ISOの抗ウイルス性能評価でも高い安全性と信頼性が認められています【参考:厚労省IDWR、NITE 光触媒評価報告書】。
日常空間で触れる場所に施工することで、変異株への感染リスク低減に寄与します。
※光触媒は空間全体の空気を直接浄化するものではなく、主に触れる表面でのウイルス不活化に効果があります。

光触媒コーティングされたところにウイルスが触れると


科学的根拠 ― NITE・論文による実証
光触媒コーティングの抗ウイルス効果は、国内外で公的機関や研究者によって検証されています。特に日本では、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が実施した評価において、光触媒が新型コロナウイルスを含む複数のウイルスに対して不活化効果を示すことが確認されました。
NITEは、酸化チタンを利用した光触媒技術が、ウイルスのスパイクたんぱく質や外殻構造を酸化分解し、感染力を失わせる作用を持つと報告しています。
また、国際的にも多くの学術論文でその有効性が裏付けられています。例えば、酸化チタン光触媒を用いた研究では、可視光下でも持続的にウイルスや細菌を不活化できることが示され、従来の「紫外線依存」から進化した「室内光でも作用する光触媒」が注目を集めています。これにより、オフィス・学校・店舗など、日常的に利用される空間での常時対策が可能となりました。
さらに、ISO(国際標準化機構)では光触媒の抗菌・抗ウイルス性能を評価する試験方法(ISO 21702 など)が整備されており、国際的な評価基準に基づく信頼性が高まっています。これらの科学的エビデンスは、光触媒コーティングを単なる「衛生対策」ではなく、持続可能な感染症リスク低減技術として位置づけています。
3. 施工のメリットと持続期間
メリット・デメリット比較表
項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
効果範囲 | 壁・天井・床・家具・設備など、施工できる素材が広い | 暗所は効果が薄い場合がある※ |
対象物質 | ウイルス・細菌・カビ・臭い(VOC)まで分解 | すべての菌や臭いを100%除去できるわけではない |
持続期間 | 3年〜5年持続(施工環境・清掃方法による) | 強い洗剤や研磨清掃で効果が早く失われることがある |
安全性 | 酸化チタンは食品添加物や化粧品にも使われ、安全性が高い | ー |
メンテナンス性 | 一度施工すると日常の除菌作業が軽減され、ランニングコスト削減 | 定期的な効果確認の結果次第で再施工の必要がある |
即効性 | 光が当たるとすぐに分解反応が始まる | 光が届きにくい暗所では効果が限定的※ |
施工時間 | 一般家庭なら数時間、オフィスや店舗も半日程度で完了 | 広い施設は一時的な利用制限が必要 |
コスト面 | 長期的に消毒剤や人件費を削減できる | 導入時に施工費用がかかる |
変異株への有効性 | ウイルス表面のタンパク質を分解 → 株の違いに左右されにくい | 学術的な実証は「一般的なウイルス表面」に基づくものが多く、全ての変異株に対して個別検証があるわけではない |
導入 | 医療機関・ホテル・商業施設など幅広く採用実績あり | 専門業者による施工が必要でDIYは難しい |
※弊社が使用する光触媒液剤は暗所でも効果を発揮する銀イオンを配合しております。
光触媒コーティングの最大のメリットは「一度の施工で長期間の効果が得られる」という点です。
アルコール消毒や市販スプレーは効果が数時間〜数日しか持続しませんが、光触媒は施工面に酸化チタンの薄膜を形成し、空気中の光(可視光・紫外線)を利用して繰り返し反応を起こすため、3年〜5年単位で抗菌・抗ウイルス効果を維持できます。
施工範囲もドアノブ・手すり・机・壁・エアコンの吹き出し口など、日常的に人が触れる場所から空間全体まで対応可能で、オフィス・店舗・住宅いずれの環境でも応用できます。また、無色透明で素材を傷めにくいため、デザインや設備の見た目を損なうことなく導入できるのも大きな利点です。
さらに、夜間施工や休日施工も可能なため、業務や生活を中断せずに導入できる点も評価されています。
補足:持続期間は環境や清掃方法によって変動します。たとえば屋内では平均3〜5年の効果が期待できますが、直射日光や風雨にさらされる屋外では短くなる傾向があります。
また、強力な研磨剤や溶剤を用いた清掃を頻繁に行うと、コーティング膜が削られ、持続期間が短くなる可能性があります。そのため、施工後は通常の清掃で十分に効果を維持できる点も重要です。
4.施工プロセスと安全性
☆施工プロセス
施工フロー(施工前ATP検査 → 清掃 → 噴霧 → 乾燥 → 施工後ATP検査 → 完了)
光触媒コーティングは、専門の施工スタッフが空間の利用状況に合わせて丁寧に実施します。まず、施工対象となる壁・天井・家具・ドアノブなどの表面を清掃・脱脂し、薬剤の定着を妨げる汚れや油分を除去します。その後、専用のスプレー機器を用いて光触媒溶液を微粒子状に噴霧し、対象面を均一にコーティングします。乾燥時間は数十分程度で、施工当日から通常の使用が可能です。
☆安全性
使用される光触媒溶液の主成分である酸化チタンは、食品添加物や化粧品にも利用されるほど安全性が高い物質です。
施工後は透明な薄膜が形成されるため、家具や壁紙の見た目・質感を損なうことはありません。
また、揮発性有機化合物(VOC)や有害ガスを発生させないため、乳幼児やペットがいるご家庭でも安心して導入できます。
安全性については、国内の第三者機関や大学研究室による毒性試験で人体に有害性が認められていないことが確認されています。さらに、火気を使用せず無臭の施工方法であるため、オフィスや店舗でも営業時間外に短時間で導入でき、翌日から通常営業を継続できます。
このように光触媒コーティングは、「施工の容易さ」と「高い安全性」を両立した衛生対策であり、日常生活やビジネスの妨げにならない点が大きなメリットです。
5.実際の施工事例とお客様の声
施工事例①:オフィス(東京都内 IT企業様)
施工範囲:会議室・休憩スペース(約150㎡)
施工目的:社員の健康意識向上、感染症対策
効果:休憩スペースの壁面のATP検査で、施工前 10,700 → 施工後6ヵ月 820。施工後2週間で「嫌なニオイが軽減された」との声多数。抗菌試験でも施工前に比べて菌数が大幅に減少。
利用者の声
「社員から“オフィスが新しくなった感じ”と好評です。換気だけでは不安でしたが、光触媒のおかげで安心感が増しました。」
施工事例②:保育園(神奈川県内)
施工範囲:保育室・トイレ・遊具・おもちゃ等(計450㎡)
施工目的:子どもが触れる場所の衛生対策
効果:インフルエンザや胃腸炎などの感染症シーズンにおいても、園内での集団感染が減少。
利用者の声
「小さな子どもが毎日使う場所なので不安でしたが、光触媒は食品にも使われてきた成分と聞き安心しました。」
施工事例③:飲食店(埼玉県)
施工範囲:客席・厨房・トイレ(約80㎡)
施工目的:臭い対策と来客安心感の提供
効果:調理臭のこもりが軽減。壁や天井に付着した臭いも取れやすくなり、来客から「清潔感がある」との声が増加。
利用者の声
「従業員からは以前より汚れが取りやすくなり、”清掃が楽になった”と好評です。」
施工事例④:一般家庭(千葉県・戸建て)
施工範囲:リビング・寝室・浴室(計90㎡)
施工目的:カビ・臭い対策、家族の健康管理
効果:寝室ドアのATP検査で、施工前 8,600 → 施工後3ヵ月 1190。浴室のカビ発生が減少。ペット臭や生活臭も軽減され、家族全員が快適に過ごせる空間に。
利用者の声
「掃除や除菌対策のしにくい壁や天井などへも施工できる点が良かった。」
施工事例⑤:商業施設(東京都)
施工範囲:エントランス、エレベーター内、フードコート(合計1,200㎡)
施工目的:来客安心感の向上、共用部分での接触感染リスク低減
効果:施工前はエレベーターのボタンで ATP値 9,300 → 施工後 380 に減少。フードコートでは消臭効果も得られ、利用者アンケートで「清潔感がある」との回答が70%→79%に向上。
利用者の声
「共用部は常に人が触れるため不安でしたが、数値で効果を示していただき安心しました。お客様からも『気持ちよく利用できる』との声が増えています。」
施工事例⑥:医療機関(神奈川県・クリニック)
施工範囲:待合室、診察室、トイレ(約90㎡)
施工目的:院内感染リスクの低減、患者への安心感提供
効果:待合室の椅子のATP検査で、施工前 2,600 → 施工後 210。
利用者の声
「院内感染対策として換気や消毒・空気清浄機に加え光触媒を導入しました。徹底した対策で患者様から“ここは安心して通える”と評判で、スタッフの安心感も高まりました。」
施工事例⑦:ホテル(千葉県・リゾートホテル)
施工範囲:客室30室、ロビー、レストラン(約1,000㎡)
施工目的:宿泊客への清潔感・安全性アピール、臭い対策
効果:施工前は客室のテーブルで ATP値 7,400 → 施工後3カ月で 180。レストランでは調理臭やタバコ臭が軽減され、宿泊客アンケートで「空気がきれいに感じる」との回答が大幅に増加。
利用者の声
「消臭と衛生管理の両面で効果が実感でき、外国人のお客様にも安心感を持っていただいています。」
6.まとめ
光触媒コーティングは、ウイルスや細菌の表面を酸化分解することで不活性化し、変異株であっても効果を発揮できる科学的根拠を持つ技術です。
家庭では、手がよく触れるドアノブ・テーブル・スイッチ類の衛生対策に。
オフィスでは、不特定多数が利用する会議室や休憩スペースの感染対策に。
商業施設や医療機関では、利用者の安心感を高める空間づくりに。
さらに、施工は一度行えば長期間効果が持続し、毎日のアルコール消毒や清掃の負担を大幅に軽減できます。これは人件費削減やスタッフの労力軽減にもつながります。
ただし、効果を長く保つには、施工範囲や清掃方法を正しく選ぶことが重要です。専門業者による事前診断・アフターフォローを活用することで、最適なプランを導入できます。
✅ 個人でも法人でも安心して導入可能
家庭:小さなお子様や高齢のご家族がいるご家庭に。
法人:従業員の安心・顧客からの信頼を得たい事業者に。
光触媒コーティングは、「基本的な衛生管理+空間全体の環境対策」を両立できる最適解です。
👉 「もっと詳しい施工プランが知りたい」「費用や施工時間を確認したい」という方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
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よくあるご質問(FAQ)
Q1.光触媒コーティングの料金はどのくらいですか?
A. 施工面積や環境によって異なりますが、家庭のリビングやオフィスの小規模空間では数万円程度から対応可能です。正確な金額は無料見積もりでご案内していますので、お気軽にお問い合わせください。
Q2. 光触媒コーティングの施工時間はどのくらいですか?
A. 施工範囲や環境により異なりますが、一般的な住宅の居室であれば1〜2時間程度で完了します。オフィスや店舗など広い空間でも、事前に施工スケジュールを調整することで効率よく対応可能です。
Q3. 夜間や休日の施工は可能ですか?
A. はい、可能です。お客様のご都合に合わせて、夜間や土日祝日の施工にも対応しています。
Q4. 光触媒コーティングの効果はどのくらい持続しますか?
A. 使用環境や表面の摩耗具合にもよりますが、一般的には1〜2年間効果が持続するとされています。定期的な点検や追加施工で、より安定した効果を維持することも可能です。
Q5. ニンバス株やストラタス株にも効果がありますか?
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